上位の肯定的レビュー
5つ星のうち5.0ウーファー搭載の1萬円臺BTスピーカーの決定版
2019年5月29日に日本でレビュー済み
過去に Ankerの數千円のスピーカーを買ってみたものの音が貧弱で満足できず JBL XTREME 2 を買い足した経緯があります。XTREME 2 の音質には大変満足したのですが、やはりサイズが大きく重たいためキッチンや浴室に持ち込んで使うにはちょっと持て余してしまっていました。そんな折、価格もサイズもお手頃で珍しくウーファーもついたこの Anker Soundcore Motion+ が発売されたので試しに買ってみました。
Anker SoundCore などと比べるとサイズは一回り大きくなった程度ですが、持つと Soundcore Motion+ はかなりずっしりと來ます。そして肝心の音ですがこれはなかなかに驚きました。まずなにより低音がとても豊か。ウーファー?パッシブラジエータを搭載した機種はやはり次元が違います。それでいて某社のようなブイブイドスドス鳴る低音番長でもなく上品。Ankerの安いスピーカーだとフルレンジスピーカーの限界なのかアンプの性能なのか音が多いと音が細くなるというか必死にがんばってるけど鳴らせてない苦しい音になるのですが、本機はストリングスアンサンブルの中に急にバスドラムやシンバルが突っ込んできても余裕でちゃんと鳴らしてくれます。音場も広くこれはJBL機より良好です。総合的な音作りはあまり的確に言い表せないのですが JBL はステレオコンポっぽい音、Anker Soundcore Motion+ はハイエンドなラジカセっぽい音という感じでしょうか。余談ですが JBL XTREME 2 のちょっとカサついた乾いた音は個人的にあまり好きではありません。
音質はもちろん XTREME 2 のほうが上ですがサイズや価格、そして Soundcore Motion+ のほうが音の広がりがよくBGM再生に最適なことを考えると、これがもっと早く発売されていれば正直 XTREME 2 は買わなかったかもしれません。1萬円臺のスピーカーというと JBL Charge が定番ですが、現行機種の Charge 4 がまさかのモノラルに退化したことと、ウーファーの有無を考えると1萬円臺のBluetoothスピーカーはこの Anker Soundcore Motion+ が鉄板になると思います。すばらしいコストパフォーマンスとポータビリティです。